10日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、英国のヘンリー王子、メーガン妃夫妻が自身の公式インスタグラムで主要王族の地位から退く意向を明らかにしたことを特集した。
番組では、英大衆紙「デイリー・メール」によると、女王をはじめ、ほかの王族には一切、事前に話がなく、夫妻側が突然発表したことをエリザベス女王はテレビで知ったと報じた記事を紹介した。
これにコメンテーターで同局の玉川徹氏は「家族の問題だから、ファミリーの内部の問題だから、そりゃぁ、おばあちゃん怒るよねっていう話でしょ」と指摘し「悪い事するわけじゃないからヘンリー王子」とコメントしていた。
さらにスタジオで英王室ジャーナリストの多賀幹子氏が王室は英国の制度で英国国民は、その中に入ってふるまって欲しいと願っているなどと解説すると玉川氏は「願いはある種のおしつけであって、ヘンリーさんからすれば、ただこの家に生まれただけの話でしょ。それがずっとかわいそうだと思う」と反論した。
これに司会の羽鳥慎一アナウンサーが「この家に生まれちゃったんです。家族間だから2人で勝手にすればっていうのは分かるけどこの人はヘンリーさんじゃなくてヘンリー王子なんです」と返すと玉川氏は「なぜヘンリー王子かっていえば、王室に生まれちゃったってことでしょ。彼には何の責任もないわけですよ」と反論した。
これに専門家が「特権も入ってくるわけです」とすると「その特権から逃れたいっていうことですよね」と玉川氏は返し「西側諸国の共通の価値ってなんだっていったら自由主義ですよ。つまり個人の自由を最も尊ぶ国の集まりがいわゆる自由主義国ですから」と持論を展開し「王室に生まれたって言うだけの話だから」と続けると羽鳥アナが「生まれた人のお話だからそれを一般人と一緒に…」と返すと「同じ人間だから自由が欲しいのは当たり前じゃないですか」と応じ、スタジオは白熱の議論が続いた。