「JR外房線が始発から激混み・ヤバすぎ」は本当か? 総武線のほうがヤバかった

(Tony Studio/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)慢性的な通勤ラッシュとなっている首都圏の鉄道。東京オリンピックを控え、外国人が多く訪れることが予想される今年の夏季期間は、とくに懸念されている。そんな中、JR外房線の混雑ぶりがSNS上で話題に。しらべぇ取材班は、その真相に追った。

■「2040年頃までは増加傾向」鉄道の混雑率の目安は、以下の通りだ。

国土交通省によると、2017年度の三大都市圏主要区間の平均混雑率は、東京圏:163%、大阪圏:125%、名古屋圏:131%。東京圏では、ここ7年間下げ止まりの状況が続いている。日本で一番混雑率が高いのが、東京地下鉄東西線199%で、JR東日本総武線緩行の197%と続く。この混雑率について、国交省鉄道局都市鉄道政策課は、「以前は首都圏の人口が今ぐらいから減っていく予測が出ていたが、最新の統計だと2040年ごろまでは増加していくことがわかった」と話す。