四国電力と愛媛県は12日、定期検査のため停止中の伊方原発3号機で燃料取り出しの準備作業中に、制御棒を誤って引き抜くトラブルがあったと発表した。外部への放射能の影響はないという。
四国電などによると同日午後1時20分、燃料取り出しのため、原子炉容器を固定する上部炉心構造物を引き上げる際、制御棒1体が一緒に引き上げられているのを発見。同6時45分ごろ制御棒を戻した。核分裂はホウ酸水の濃度で管理されており、引き抜きによる燃料の温度変化はないという。四国電は切り離しができなかった原因を調べている。
制御棒は原子炉内での核分裂連鎖反応を制御する装置。48体あるうちの1体が切り離されなかった。