京都市東山区の三十三間堂で12日、「通し矢」に由来する弓道の「第70回大的(おおまと)全国大会」が開かれ、晴れ着姿の新成人ら約1500人が出場した。60メートル先の的に向けて集中を高めながら弓を引き、狙いを定めては次々と矢を放った。
江戸時代に盛んに行われた通し矢は、三十三間堂西側軒下の南端と北端の間約120メートルを通した矢数を競った射技。過去には、24時間で1万3053本中8133本を通したという記録が残る。
はかま姿で参加した同志社女子大2年、青山桃子さん(20)=奈良県王寺町=は「緊張したが、両親らへの感謝を込め、晴れやかな気持ちで引けました」と笑顔で話した。【矢倉健次】