岐阜県各地で光秀「ゆかり」PR合戦 3市で「大河ドラマ館」オープン

戦国武将・明智光秀が主人公となるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は19日から放送が始まる。それに先立ち、光秀の前半生にゆかりのある岐阜県恵那、可児、岐阜3市の「大河ドラマ館」が11日開館した。恵那市と可児市は、光秀の生誕地との言い伝えをアピール。一方、岐阜市は戦国時代に光秀が一時仕えたとされる稲葉山城主・斎藤道三と、その娘・帰蝶(後の織田信長正室・濃姫)ゆかりの地として、観光振興につなげたい考えだ。【立松勝】
恵那大河ドラマ館(恵那市明智町の大正ロマン館会場)
オープニングセレモニーがあり、町民ボランティアら約300人が大河ドラマ館の開館を祝った。明智太鼓保存会が太鼓を勇壮に打ち鳴らし、観光関係者らが鏡開きを行った。
明智町に墓所を伝承する光秀の母・牧の衣装(複製)や市所蔵の光秀の甲冑(かっちゅう)(複製)が展示されている。町内にある光秀ゆかりのスポットを紹介したコーナーも設け、光秀の生誕地説をPRする。
ドラマ館を出た別室では、市主催の特別展「明智光秀が生きた時代の東美濃戦国史」を入場無料で開催。織田信長軍と武田信玄軍が攻防を繰り広げた地元の白鷹城跡や岩村城跡をはじめ、東美濃地域の合戦の舞台となった各山城についてパネルで紹介している。
可児大河ドラマ館(可児市瀬田の花フェスタ記念公園・明智光秀博覧館会場)
足を踏み入れると、主人公の明智光秀を演じる俳優の長谷川博己さんが第1話の撮影で着た衣装のレプリカがまず目に飛び込んできた。東京の撮影スタジオに建てられた「明智荘」(現・可児市と御嵩町)のセットの模型があり、岐阜、恵那市のドラマ館との違いもアピールしている。
館外では、市が企画展「明智光秀物語」を開催。光秀の生涯を約80枚のパネルで紹介しており、本能寺の変で主君・織田信長を討った「謀反人」のイメージを覆す実直に生きた姿を示している。