NHKネット常時同時配信 14日にも認可 高市総務相「申請おおむね妥当」

高市早苗総務相は14日の閣議後記者会見で、NHKが申請していたテレビ番組のインターネット常時同時配信の実施基準案について、認可する方針を明らかにした。同日午後に開かれる電波監理審議会(総務相の諮問機関)の審議を経て、同日中にも認可する。
高市氏は「昨年12月にNHKが修正申請した内容を審査し、おおむね妥当であることから、本日認可が適当である旨の諮問を行う」と述べた。ネット業務を抑制的に運用する仕組みの導入などを条件にするという。
実施基準案をめぐっては、NHKがネット業務の費用を受信料収入の3・8%程度に拡大する内容で総務省に申請したのに対し、業務肥大化などを懸念する高市氏が昨年11月、再検討を要請していた。NHKは要請を踏まえて昨年12月、配信時間を短縮し、東京五輪関連を除くネット業務費用を従来と同様、受信料収入の2・5%程度に収める内容に修正した。【加藤明子】