市議に「お前なんか辞めてまえ」 明石市長また暴言「反省している」

兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)市長(56)が、13日に市内で開かれた小学校区の新年会で、同市議と議論になり「お前なんか辞めてまえ」と暴言を浴びせたことが、15日明らかになった。泉市長は2019年1月にも部下への暴言が発覚し、いったんは市長を辞職した。15日に記者会見し、「感情的になってしまった。反省している」と述べた。
泉市長や関係者によると、新年会は13日の昼にあり、複数の市議や住民、学校関係者ら約85人が出席。宴席として酒も並び、泉市長は同じテーブルにいた自民党系会派の石井宏法(ひろのり)市議(38)=1期目=と意見交換していたという。
明石市では01年7月、市民夏まつりの花火大会で11人が犠牲になる歩道橋事故が発生。新年会では、行政主導の夏まつり再開を目指す石井市議が「市民の要望もある」「3月市議会で提言したい」と主張。「警察との調整も必要」と答えていた泉市長は「お前なんか辞めてまえ」と暴言を吐き、直後に「撤回します。すみません」と謝罪したという。
泉市長は、感情を制御するアンガーマネジメントの研修を3月に受ける予定だった。【浜本年弘】