立てこもり男 “様子がおかしい”親族が警察に相談

島根県出雲市で男が人質を取って立てこもった事件で、逮捕された男について親族が事件とほぼ同じ時刻に「様子がおかしい」と市内の警察署に相談していたことが分かりました。

中尾懐聖容疑者(23)は出雲市の冷凍物流会社で従業員の女性を刃物で脅し、約18時間にわたって監禁した疑いで現行犯逮捕されました。その後の警察への取材で、事件が発生した14日午後2時すぎ、中尾容疑者について「様子がおかしくて心配。誰かに危害を加えるかもしれない」などと親族が出雲警察署に電話で相談していたことが分かりました。事件は電話があった時刻とほぼ同じ午後2時15分に起きていて、警察は事件を防ぐことができなかったとしています。また、親族に対して中尾容疑者から事件を起こすことをうかがわせるメッセージが届いていたということです。