兵庫県明石市の元職員が生活保護の受給者に面会していないのにもかかわらず、家庭訪問したとする捏造(ねつぞう)をしていたことが分かりました。
明石市の担当者:「本当に申し訳ございません」
明石市の生活福祉課で生活保護受給者のケースワーカーをしていた50代の元男性職員は、担当する女性(50代)に一度も面会せずに「家庭訪問したが留守」などとする虚偽の記載を4回、繰り返していました。また、記録のなかには「『お前、もっと早くあいさつに来んかいや』などと大声で怒鳴る、社会適応能力に著しく欠ける」など人格を否定するような記載もあったということです。職員が面会に来ないことを不審に思った女性が情報公開請求したことで事態が発覚しました。元職員はすでに退職していて、市の聞き取りに対して「忙しくて回ることができなかった」と捏造を認めています。