東京都豊島区池袋のホテル一室で袋に入った女性の遺体が見つかった事件で、現場から立ち去った男は入室時と退室時で異なる上着を着ていたことが警視庁幹部への取材でわかった。警視庁は追跡を逃れるために着替えたとみている。
警視庁幹部によると、ホテル２階廊下の防犯カメラには１２日午後３時４０分頃、黒い上着を着た２０～３０歳代くらいの男が入室する姿が映っていた。約２時間後に女性が入室し、男は同７時４０分頃に一人で立ち去っていたが、その際は白い上着を着ていた。
ホテルを出た男は白いマスクで顔を覆った上、黒のリュックを背負い、キャリーケースを引きながら、ＪＲ池袋駅北口の方向に向かって歩いていた。駅構内の防犯カメラにも男の姿が映っており、警視庁は男が電車で逃走したとみて、足取りを追っている。