奈良少女誘拐 姉ら逮捕 逮捕前「会ってもいない」

9日から行方が分からなくなっていた奈良県の16歳の少女が16日に保護され、少女の姉ら男女3人が未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは少女が保護された東大阪市の住宅に住む少女の姉(21)と同居している女(24)、2人の知人で和歌山市に住む男(30)の3人です。少女は9日、付き添いの女性2人と奈良県葛城市の病院を訪れた際、「トイレに行く」と言って行方が分からなくなっていました。警察によりますと、3人は少女からの連絡を受けてレンタカーで東大阪市に連れ去りました。翌10日に警察が尋ねた際、「会ってもいないし、来てもいない」などと話していましたが、現在は3人とも容疑を認めています。少女は警察に対し、「今の生活が嫌だった」という趣旨の説明をしているということです。