4会場で開始繰り下げ=世界史Bの1問、全員得点―センター試験初日

現行方式で最後となる大学入試センター試験は18日、全国689の会場で地理歴史・公民、国語、外国語が実施され、初日の日程を終えた。試験担当者の対応誤りや試験場の蛍光灯切れなどの影響で、名古屋市や東京都内の計4会場で計206人に対し、試験開始時刻が最大135分繰り下げられた。
大学入試センターは同日夜、地理歴史の「世界史B」で、正解の選択肢がないと誤解を与える設問が1問あったとして、受験者全員に得点を与えると発表した。センター本試験で正解が訂正され、全員得点とされるのは3回目。
中国・三国時代の「魏」が実施した屯田制の選択肢で、戦国時代の「魏」と誤解する可能性を考慮。センターは、誤解が生じる選択肢だったが出題ミスではないとしている。
センターによると、名古屋大が使用した愛知県立天白高校(名古屋市)で、地理歴史・公民の2科目受験の開始時間に遅刻するなどした受験生2人に対する名大職員の対応ミスがあり、2人は別室で135分繰り下げて受験した。
東京経済大(東京都国分寺市)では、国語開始前に試験場の蛍光灯が一部切れていたため場所を変更。202人が25分の繰り下げ措置を受けた。渋滞などに伴う交通機関の遅延により、東京外国語大(同府中市)と国学院大(同渋谷区)でも計2人について、地理歴史・公民と外国語をそれぞれ75分、68分繰り下げた。ただ、雪などの天候による遅れは報告されていない。
英語のリスニングでは、機器の不具合などによる再開テストを実施。受験生の小型目覚まし時計が鳴った同志社大(京都市)などで計109人が同テストを受けた。
[時事通信社]