鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)は19日、山形県酒田市内の店舗の管理職だった40代男性職員が顧客のカードローンなどを無断で使用していたと発表した。被害額は少なくとも2425万円。職員は今月10日の発覚後に自殺したという。佐藤理事長は「責任の重さを痛感している。全容解明に向けて一丸となって対応していきたい」と陳謝したが、同信金は昨年も職員の着服などが起きており、管理体制の不備が問われそうだ。
信金によると、酒田市内の顧客からの問い合わせで発覚した。本人からの聞き取りや内部調査などで、2007年3月以降、職員は顧客12人のローン口座を無断で開設するなどして使用し、宝くじなどを購入したという。弁済した分もあるというが、被害総額は不明。職員の自殺後、鶴岡署に相談したという。信金が全額を弁済する予定。
同信金は「管理職の立場を悪用し端末を不正に操作するなどして、顧客がローン残高の通知を求めていないように設定し、取引内容の郵送を止めていた」などと説明した。【長南里香】