15日の夜の雨もあると思うんですが、住民の皆さんは今、何を一番心配しているのでしょうか。千葉県南房総市から報告です。
(社会部・藤原良太記者報告)
多くの人は壊れた屋根が15日の雨や風でさらにダメージを受けることが不安だと話しています。多くの屋根にブルーシートが掛けられていることが分かります。朝からブルーシートを受け取るため、配布場所には長い列ができていました。受け取った住民は自ら屋根に上り、設置する家がほとんどです。90歳の男性が一人で屋根に上って設置している家もありました。「危ないけど自分でやるしかない。周りも一緒だからね」と絞り出すような声で話していました。市役所はブルーシートの配布は行っているものの、修理までは責任が負えないと話しています。地元の修理業者なんですが、依頼が集中していてすぐには修理に取り付けない状況です。今、屋根が壊れているこちらの家では、屋根にブルーシートを張ることを諦めたと話しています。1階に雨の水が落ちないよう2階の部屋の床にブルーシートを張ったということです。