酒気帯び運転で事故を起こして運転免許を取り消された後も官用車を運転していたなどとして、自衛隊熊本地方協力本部(地本)は21日付で、防衛事務官の男性(40代)を停職7カ月の懲戒処分にしたと発表した。部内の車両技能試験でカラーコピーで偽造した運転免許証を提示し、一連の行為が発覚した。
熊本地本によると、男性は沖縄地本に勤務していた2017年10月7日午後9時ごろ、沖縄県豊見城(とみぐすく)市内を酒を飲んで運転し、停車中の車に接触する物損事故を起こした。罰金刑を受けて運転免許を取り消されたが、その事実を職場に隠し、17年12月~18年9月に無免許で官用車を5回、計77キロ運転した。
19年4月に熊本地本に異動。部内で義務づけられている車両技能試験を受けた際、カラーコピーで偽造した運転免許証を提示したが、検定官に見破られて無免許運転などが発覚した。警務隊が捜査し、道交法違反(無免許運転)と公文書偽造の容疑で書類送検された。
男性は「事故の発覚を恐れて報告しなかった」と話し、依願退職する意向を示しているという。熊本地本は実年齢などについて「本人が特定される」として明らかにしていない。【取違剛】