自民党の河井克行前法相の妻の案里参院議員が初当選した2019年の参院選を巡る公職選挙法違反事件について、地元の広島県の湯崎英彦知事は21日の定例記者会見で、夫妻が詳細を語っていないことについて「一県民として見ると、非常に不満というか、憤りを感じる」と苦言を述べた。
河井夫妻は通常国会が開会した20日、国会に姿を現し取材に応じたものの、捜査中を理由に詳細を語っていない。湯崎知事は「現状としては、説明責任を果たしているとは言いがたい」と、説明が必要との認識を示した。
また、旧陸軍被服支廠(ししょう)の2棟を解体する県方針について実施したパブリックコメントの結果、約6割が反対であったことについて、「いただいた意見を踏まえ、議会とも議論をしながら、方針を決めていきたい」と述べ、新年度の予算編成が大詰めを迎える2月までには、現方針で進めるか否か、判断する考えを改めて示した。【池田一生】