「殺害間違っていない」=責任能力、弁護側の方針否定―初の被告人質問・相模原殺傷

相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者の男女ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判の第8回公判が24日、横浜地裁(青沼潔裁判長)であり、弁護側による被告人質問が行われた。
裁判は責任能力の有無や程度が争点だが、被告は冒頭、「責任能力を争うのは間違っていると思います」と述べ、弁護側の方針を否定した。殺害行為は間違っていないのかと問われると、「はい」と答えた。
園で働き始めて以降、意思疎通ができない重度障害者について、国から資金が投入されていることなどを理由に「必要がないと考えるようになった」と話した。事件の約5カ月前に措置入院したのを機に重度障害者を殺害すべきだとの考えが固まったとし、「社会の役に立ちたいと思った」と述べた。
当初は16年10月1日までに殺害を実行しようと考えたが、「たらたらしたくない」との思いから計画を早めたと話した。事件を起こすと決めたのは同年7月25日で、その日にホームセンターで結束バンドなどを購入したと語った。
弁護側が被告の精神障害の原因となったとする大麻については、23、24歳ごろから週2~4回吸っていたと述べた。
[時事通信社]