福岡市は24日、中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止に向けた対策本部会議を開いた。中国では春節(旧正月)に伴う大型連休が24日から始まっており、感染の疑いがある宿泊客らがいた場合、直ちに保健所へ連絡するよう市内の宿泊施設に協力を要請することなどを確認した。
30日までの春節の連休中に中国から3隻のクルーズ船が博多港への寄港を予定しており定員は計約1万1000人。また、昨年1月には約1万9000人の中国人が福岡空港から入国した実積がある。
会議では、検疫所や医療機関などで発熱と呼吸器症状が認められた人が、発症から2週間以内に武漢市を訪問したか、同市への渡航歴がある発症者との接触があったことを確認すれば、保健所と対応することを確認。宿泊施設にはマスクの配布やアルコール消毒液の設置なども要請するとした。現在は国立感染症研究所(東京都)で実施している検体の検査について、早ければ来週中にも市の保健環境研究所でできるよう準備を進めていることも報告された。
市は手洗いや消毒の励行を促すとともに「必要以上に怖がったり、差別的になったりしないよう、正確な情報を取って冷静に対応してほしい」と呼びかけている。【加藤小夜】