新型肺炎感染のバス運転手と接触か 大阪市で1人入院 府が公表 容体不明

大阪府の吉村洋文知事は29日の記者会見で、感染が判明した奈良県在住のバス運転手の男性と接触した人物が大阪市内の医療機関で入院していることを明らかにした。男性と濃厚な接触があった18人のうちの1人で、感染が疑われ、国立感染症研究所で検体を検査しているという。容体は不明だが、意識はあるという。
大阪府は府内で感染者が確認された場合、国が公表していない滞在した市町村名や日程を独自で公表することを決定。感染リスクに応じて、より詳細なエリアも公表する方針。
国の対応について吉村知事は「国は新型コロナウイルスを過小評価しているのでは。適切な情報が開示されないと国民が不安になる」と説明。多くの外国人旅行客でにぎわう観光地を抱える大阪市の松井一郎市長は「(感染者の)ある程度のルートを公表してもらわないと対応できない。国の捉え方は緩い」と苦言を呈した。一方で「インフルエンザやかぜなどと同じ対応をすれば、バタバタ人が死んでいくような事態ではない。我々も風評被害を起こさないように発表していく」と述べ、冷静な対応を訴えた。【津久井達、矢追健介】