家畜伝染病「アフリカ豚コレラ(ASF)」のまん延防止策として、未感染の健康な豚を予防的に殺処分できるようにする改正家畜伝染病予防法が30日、参院本会議で可決、成立した。ASFは感染力が強い上、有効なワクチンがない。国内で感染が確認されれば、発生場所周辺の養豚場の豚を殺処分し、ウイルスの拡散を防ぐ方針だ。
ASFは2018年8月以降、中国などアジアを中心に流行。昨年9月には韓国にも飛び火し、日本での発生リスクが高まっている。
農林水産省は改正法が来月上旬に施行されるのに合わせASFの防疫指針を改定し、予防的殺処分に踏み切る範囲を感染した豚や野生イノシシが見つかった場所から500メートル~3キロとする予定。
[時事通信社]