新型肺炎感染の運転手、1月20日に神奈川県内で1泊 外出はせず

中国湖北省武漢市からのツアー客を乗せたバスの男性運転手が新型コロナウイルスによる肺炎に感染していたことを巡り、神奈川県は30日、運転手が別のツアーの客らと県内で1泊していたと発表した。18~22日のツアー中の20日午後7時半ごろに県内の宿泊施設に到着、翌日午前8時ごろに出発した。その間、外出していないという。
運転手は奈良県在住の60代で、厚生労働省によると、8~11日に大阪から東京、12~16日に東京から大阪へバスを運転し、武漢からのツアー客を乗せた。14日にせきや関節痛の症状が出て、17日に奈良の医療機関を受診。経過観察となったが、症状が悪化して25日に再受診し、入院した。同省は武漢からのツアー客を乗せた車中で感染した可能性が高いとしている。
運転手の県内宿泊は奈良県からの連絡で判明したといい、神奈川県の黒岩祐治知事は「今回のような場合は立ち寄り先、ルートを厚労省が公表すべきだ」と述べ、国の対応に不快感を示した。【木下翔太郎】