ヘリ事故で移植断念に落胆 移植ネット「前例ない」

脳死と判定された男性から提供された心臓を搬送していたヘリコプターの不時着事故が起きたことで、移植をあっせんした日本臓器移植ネットワークは1日午後、この心臓移植を断念したと発表した。事故で提供された臓器の移植手術が実施できなかったのは前例がなく、関係者は驚きと落胆をあらわにした。
心臓移植の希望登録者は2019年末時点で793人。移植は年間約50~80件で推移し、移植を受けるには平均で約3年待たなければならない。移植ネットは「関係者の協力で搬送できたことに感謝しているが、結果的に移植に至らず残念だ。今後も適切なあっせんに努めていく」としている。