就寝中に「突然地震のような衝撃」民家に車突っ込み5人死傷

15日午前1時10分頃、広島県福山市柳津町の県道で、男女5人が乗った乗用車がガードレールを突き破り、木造2階建て住宅の1階部分に突っ込んだ。運転していた解体作業員松田海馬さん(20)(福山市)と、同乗していた中学3年前田ななみさん(14)(同市)が死亡し、男性(19)が意識不明の重体。ほかに20歳と19歳の男性2人が重軽傷を負った。
住宅は大破し、事故車両が撤去された後、倒壊した。住人の40歳代の夫婦は無事だった。
県警福山西署の発表では、車の5人は知人同士。現場は緩やかな左カーブで、同署は、車がカーブを曲がりきれずに道路右脇の住宅に突っ込んだとみている。
住人の男性は「妻と2階で寝ていたら、突然地震のような衝撃で家が大きく揺れた。外に出ると、車が1階の風呂場付近に突っ込んでいた」と驚いていた。