銚子電鉄の遮断桿折られ…情報提供呼びかけ

千葉県を走る「銚子電鉄」。その踏切で遮断機のポールが折られる被害があった。ポールは新しく入れ替えたばかりということで、銚子電鉄はSNSで、誰が折ったのか、情報提供を呼びかける異例の事態になっている。

千葉県を走るローカル鉄道「銚子電鉄」。何かと話題のこの鉄道会社が、今ある騒動に揺れている。
先週、銚子電鉄は公式のツイッターで「犬吠駅横の踏み切りの遮断桿(かん)がへし折られていることが確認されました。先日、最新のものに入れ換えたばかりで、大変残念に思います」と、実際に被害を受けた写真を掲載するとともに、異例の情報提供を呼びかけたのだ。その背景に――
銚子電気鉄道・奥英昭さん「(同様の被害は年間)5件から6件はあります。ご連絡いただけるのがほとんどなんですが、今回は連絡もいただけず、非常に悪質だということで」
周辺には防犯カメラがなく、悪質性も疑われる。さらに、この遮断桿、材料費だけでも1本6万円以上はするため…
奥英昭さん「経営状況踏まえて、今後もそのようなことが続くと、かなり負担になってくるかなと」
ただでさえ赤字経営に苦しむ銚子電鉄。同様の事態が続けば、経営をさらに圧迫することも、今回公開に踏み切った理由だという。