たいまつ手に毘沙門天が鬼退治 奈良・興福寺の追儺会

奈良市の興福寺では恒例の「追儺会(ついなえ)」があり、毘沙門天が3匹の鬼を退治する鬼追式が行われた。
式は午後7時過ぎから特設舞台で始まり、たいまつなどを手に雄たけびを上げて暴れる赤、青、黒の3匹の鬼を毘沙門天が現れて退治。その後、年男らが福豆をまいた。
青鬼役は毎年、毎日新聞奈良支局の男性記者が務めており、今回扮(ふん)した小宅(おやけ)洋介記者(23)は「今年は厄年だったので生まれ変わった気分。これからは『仕事の鬼』になりたい」と話した。【姜弘修】