大分・宇佐刺殺 現場の包丁とは異なる刺し傷や切り傷も

大分県宇佐市安心院町荘(あじむまちしょう)の民家で、この家に住む山名高子さん(79)と長男の博之さん(51)が殺害された事件で、2人には現場に放置された包丁によるものとは異なる刺し傷や切り傷もあったことが、捜査関係者への取材で判明した。県警は事件に複数の男が関与し、複数の刃物を使って2人を襲撃したとみて捜査している。
捜査関係者によると、現場となった1階のダイニングキッチンには複数の土足跡があり、サイズなどから少なくとも2人以上の男が侵入したとみられる。また、流し台には、自宅の包丁とみられる凶器が血の付いたまま放置されていた。司法解剖の結果、2人の体に付いていた計30カ所以上の刺し傷や切り傷には、この包丁とは異なる切り口の小さな傷も確認されたという。
これらの状況から、県警は複数の男が、現場に残された包丁だけでなく、小刀など別の刃物も使って2人を執拗(しつよう)に刺したとみている。
一方、宇佐市の斎場では7日、2人の葬儀が営まれ、遺族は県警を通じ「あまりに突然のことで憤りを禁じ得ない。一刻も早い解決を願う」とコメントした。【尾形有菜、河慧琳】