さようならモモ 元気でね 高知・足摺海洋館のゴマフアザラシ、静岡へ

高知県立足摺海洋館(土佐清水市三崎)の雌のゴマフアザラシ「モモ」(9歳)が5日、静岡県の下田海中水族館に引っ越した。北海道の水族館で生まれ、5年前からは海洋館で唯一のゴマフアザラシだった。館のリニューアルに伴って展示場所を確保できなくなり、長年親しんだ土佐を離れた。
体長1・4メートル、体重約70キロ。人間だと30代に当たる。2010年3月に北海道の水族館で生まれ、同年12月に海洋館に来た。1歳上の雄「ゴマ」が15年に亡くなり、以後は1頭で暮らしてきた。元気で活発な性格で、来館者に好かれる人気者だった。
新しい海洋館は今年7月、「黒潮」や「竜串」をテーマにリニューアルオープンする。館周辺の生き物を中心に展示するため、モモの引っ越しが決まった。4年間担当した飼育員、浜田みゆきさんは「寂しいが、静岡の水族館には数頭のアザラシがいる。仲間になじんで元気に暮らしてほしい」とエールを送った。【郡悠介】