客を感染者扱いするな! 接客業でのマスク着用、反対は約1%だが一部が猛反発

新型コロナウイルスの予防と対策が注目を集めるなか、旅行事業を手掛けるエアトリがマスクの着用に関するアンケート結果を公開している。小売店の店員や交通機関の職員といった接客業に従事する人はマスクを着けてはいけない、と考える人は少数派だが、強硬な態度で反対する意見もあがったようだ。
同社は2~4日、20代から70代の男女を対象にインターネット調査を実施。1322人から得た回答をまとめて7日に公開した。
風邪などの感染症にかかっているときにマスクを着けるかという質問では「常に着ける」が71.0%、「時々着ける」が21.3%、「着けない」が7.8%だった。マスク着用を拒む層が挙げた理由は「息をしにくい」(70代・男性)、「邪魔」(50代・女性)、「眼鏡が曇る」(70代・男性)などだった。
接客業経験者の721人に対して、接客中にマスクの着用は可能だったかを聞くと「可能」が73.2%、「禁止」が26.8%。また、接客中のマスク着用を認める職場に勤めた経験を持つ528人のうち、6.4%はマスクを着けていたことについて客から怒られたり、指摘を受けたりしたことがあるという。
感染症予防のために接客担当者がマスクを着けることについて1322人に尋ねると「賛成」が62.0%、「条件付きで賛成」が30.9%、「どちらとも言えない」が5.7%で、「反対」は1.4%にとどまっている。
だが、反対派の意見には「客を感染者と思うなら接客の仕事をするな!」(60代・男性)、「カリフォルニアに50年近く住んできたが、ビバリーヒルズやサウスコーストなどのショッピングセンターの超高級店で店員がマスクをしている姿など見たことがない。マスクが必要なときは裏方に回るか、有給休暇を取らすべきだ。マネージメントが悪い」(70代・男性)と猛反発するものもある。
マスクの着用は、屋内などの「換気が不十分な場所では一つの感染予防策」(厚生労働省)と考えられている。だが、素顔での接客を当然と考える層と、マスクを着けたいが「お客様」相手に強く出られない接客サービス提供者との間にある溝は、簡単に埋まりそうにない。