「イランに戻れば迫害の恐れ」改宗理由に難民認定…東京地裁

イスラム教からキリスト教に改宗した埼玉県在住のイラン国籍の男性(54)が、「イランに戻れば改宗者として迫害を受けるおそれが高い」として国に難民認定を求めた訴訟の判決で、東京地裁(鎌野真敬裁判長)は17日、国に難民として認定するよう命じた。原告側によると、改宗を理由に難民認定した判決は珍しいという。
判決によると、イスラム教徒だった男性は2006年頃、イランでペルシャ語で書かれた聖書を読み、キリスト教を信仰するようになり、07年の来日後は、教会で毎週日曜日に開かれる礼拝にほぼ毎回参加するようになった。
訴訟で国側は「男性は宗教指導者ではなく、迫害を受ける活動には携わっていない」と主張。しかし、判決は「男性の信仰は

真摯
( しんし ) で、帰国すれば政府によって逮捕、訴追される可能性が高い」と判断した。
出入国在留管理庁は「判決内容を検討し、適切に対応したい」としている。