秋元被告が保釈 カジノ汚染議員の実名暴露に自民戦々恐々

中国企業「500ドットコム」から総額760万円相当のワイロを受け取った疑いで逮捕、起訴された衆院議員の秋元司被告(48)が12日、保釈された。本人は、保釈されれば国会に出席する意向だ。

秋元被告の保釈に、自民党は戦々恐々となっている。逮捕前、秋元被告が「IRにどっぷり漬かっている議員は30人くらいいる」と豪語していたからだ。もし、“カジノ汚染議員”の実名を次々に暴露されたら、自民党がパニックになるのは間違いない。

逮捕前、秋元被告は週刊朝日の取材にこう答えている。

<オレばかりマスコミはたたくが、IRにどっぷり漬かっている議員は30人くらいいる><IR三羽烏が自民党にはいる。三羽烏は贈賄で幹部が逮捕された500社だけでなく、他のカジノ参入希望業者とも親密だった。約2000万円くらい、もらった議員もいるぞ><三羽烏は現職閣僚、安倍首相と親しい側近>

三羽烏とは誰なのか。すでに政界では「この3人だ」と、安倍首相に近い3人の実名が語られている状況だ。

そのうちの1人については、通常国会前に<IR汚職で地検特捜部狙う首相側近の現職閣僚>とのタイトルで怪文書がバラまかれている。怪文書には、<2年前、マカオに招かれ、夫人とともに数日間豪遊したことが確認された。費用は全て相手持ち、むろん手ぶらで帰国したはずがない>などとカジノ業者との癒着が詳細に書かれている。

はたして、秋元被告は保釈後、どこまでバラすのか。

東京地裁が秋元被告の保釈を決定した直後、自民党の二階幹事長が「本人の無罪の主張を信頼している」と、秋元擁護のコメントを発したのは、「余計なことは口にしないように」という秋元被告に対するメッセージだともみられている。

「もともと仲間が窮地に陥った時、かばうのが自民党の文化です。とくにカネと女性のスキャンダルについては寛容です。二階幹事長は同僚議員への身内意識が強いだけに、本気で同情しているのでしょう。ただ、秋元議員を擁護することで、結果的に秋元議員の暴走を抑止することになるはずです」(政治評論家・有馬晴海氏)

秋元被告は、知っていることを洗いざらい話すべきだ。