アスベスト(石綿)を扱う工場で働き、肺がんと診断された広島市内の男性(84)が国を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、広島地裁であった。小西洋裁判長は国に1265万円全額の賠償と、肺がんの診断日を起算日とする遅延損害金の支払いを命じた。
石綿による健康被害を巡って、国は賠償金や遅延損害金の支払いを進めているが、遅延損害金の起算日は労災認定日や死亡日としている。弁護団によると、診断日を起算日とする司法判断は、この日午前に神戸地裁であった判決に続き、全国で3例目。
アスベスト(石綿)を扱う工場で働き、肺がんと診断された広島市内の男性(84)が国を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、広島地裁であった。小西洋裁判長は国に1265万円全額の賠償と、肺がんの診断日を起算日とする遅延損害金の支払いを命じた。
石綿による健康被害を巡って、国は賠償金や遅延損害金の支払いを進めているが、遅延損害金の起算日は労災認定日や死亡日としている。弁護団によると、診断日を起算日とする司法判断は、この日午前に神戸地裁であった判決に続き、全国で3例目。