歌手槇原敬之容疑者(50)の覚せい剤と危険ドラッグ所持事件で、約2年前に押収された覚せい剤粉末は、吸引器具の複数のガラス製パイプに入れられていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。パイプをあぶって吸引したとみられる覚せい剤の残留物もあり、警視庁は使用の有無についても調べている。
槇原容疑者は2018年3月と4月、元所属事務所代表の男性=覚せい剤取締法違反罪で有罪判決=と共に住んでいた港区海岸のマンション自室に危険ドラッグ「ラッシュ」の液体約64.2ミリリットルと覚せい剤の粉末約0.083グラムをそれぞれ所持したとして、今月13日に同法違反容疑などで逮捕された。
捜査関係者によると、違法薬物は元代表の逮捕を機に捜索で押収された。覚せい剤は数回の使用量に相当し、複数のガラスパイプに残され、付着した残留物から覚せい剤の反応が出たほか、槇原容疑者のDNAも検出されたという。
[時事通信社]