車を暴走させ男性をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反の罪に問われた元東京地検特捜部長で弁護士の石川達紘被告(80)は17日、東京地裁(三上潤裁判長)の初公判で「天地神明に誓って(誤って)アクセルペダルを踏んでいない」と、無罪を主張した。「被害者、遺族に心からおわびする」と謝罪の言葉も述べた。
検察側は冒頭陳述で、機能検査で車に異常はなく、事故は被告が誤ってアクセルを踏んだためだと指摘。証拠調べでは、車が最高で時速121キロに達していたと明らかにした。
一方、弁護側は「何らかの車の不具合で加速、暴走した」と反論した。