新型コロナウイルスの感染が拡大している中国湖北省の在留邦人と中国籍の配偶者ら65人を乗せた政府のチャーター機第5便が17日朝、羽田空港に到着した。湖北省で帰国を希望した在留邦人全員が帰国を果たしたため、同省へのチャーター機派遣は今回が最後となる見通しだ。
外務省によると、第5便の乗客の国籍内訳は、日本36人、中国29人。政府関係者によると、2人が医療機関に搬送された。帰国支援のため、湖北省に入っていた政府職員も第5便で全員が帰国した。
チャーター機による帰還者は、1月29日から2月7日までの4便と合わせ、計828人となった。当初は多数の感染者が発生した湖北省武漢市の海鮮市場近隣の居住者らリスクの高い邦人から対象とし、第4便以降は武漢市外の居住者や外国籍の邦人の家族にも対象を広げた。