大津市の保育園児ら16人死傷事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われた右折車の新立文子被告(53)を禁錮4年6月(求刑禁錮5年6月)とした17日の大津地裁判決を受け、被害者側弁護団が記者会見し「とても納得がいかない」とする遺族らのコメントを代読した。
コメントで遺族の一人は、被告の法廷での態度について「過失を認める以上はむしろ重い罰を自分に求めるのではないか。反省を感じているとは思えない」と批判した。
被害者側の石川賢治弁護士は「交通事故史上、まれに見る重大な事案。求刑から大きく減軽されたことは遺憾だ」と話した。