みかじめ料、払った店側逮捕=改正暴排条例施行後で初―警視庁

暴力団にみかじめ料を払ったなどとして、警視庁組織犯罪対策3課は18日、東京都暴力団排除条例違反容疑で、キャバクラ店経営瀬田川幸一(53)、指定暴力団稲川会系幹部の石沢州鏡(51)両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。みかじめ料を払った店側も即座に罰則の対象にした改正暴排条例施行後、店側を逮捕したのは初めて。
瀬田川容疑者の逮捕容疑は昨年10月25日、東京都大田区大森北の歩道などで、JR大森駅周辺で経営するキャバクラ店のみかじめ料を石沢容疑者に要求され、現金10万円を支払った疑い。
同課によると、瀬田川容疑者は、石沢容疑者が逮捕されることを恐れ、店の帳簿など証拠書類の提出を拒んだという。約10年前からみかじめ料を支払い、総額1000万円以上に上るとみられ、悪質と判断した。
[時事通信社]