森友学園の補助金詐欺事件で、大阪地裁は19日、前理事長籠池泰典(67)、妻諄子(63)両被告に有罪判決を言い渡した。
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森友学園は国有地で小学校を開校予定だったが、国有地売却問題が発覚し、2017年3月に断念。ほぼ完成した校舎が建ったまま、3年近く経過した今も活用法は決まっていない。
国は土地を買い戻し、学園に対し、更地に戻すよう求めている。しかし、学園側は校舎の撤去費用の負担が大きいとして、土地と校舎を第三者に一括売却するよう提案した。
校舎の施工会社も、工事費の大半が学園から支払われていないとして、昨年12月、国と学園側を相手取り、土地と校舎の一括売却を求める民事調停を大阪簡裁に申し立てた。
一方、学園は問題発覚後、資金繰りが悪化し、民事再生手続き中。籠池被告は学園の管財人に経営責任を追及され、大阪地裁は被告の賠償額を約10億円と算定し、自宅は強制競売で売却された。