感染症対策の識者「封じ込めにはこの1~2週間が肝心」

新型コロナウイルス感染拡大を受け、国内で大規模イベント中止が相次いでいることについて、感染症対策に詳しい大阪はびきの医療センター(大阪府)の橋本章司・臨床研究センター長は、「国内の感染封じ込めには、この1~2週間が肝心。大規模イベントのほか、もちつきのような飲食を伴う地域行事も中止すべきだ」と話した。
橋本氏は平成21年に流行した新型インフルエンザと比較して、「感染力が強く、潜伏期間が長いため症状に気付かずに外出する感染者が相当数いると考えられる」と説明。大規模イベントの中止・延期が必要との見方を示した。
自粛の期間については、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客の下船が19日から始まったことや経路不明な感染者が出ていることも勘案し、「今後1~2週間の対策が重要だ。東京五輪に向けて、感染拡大を防がなければならない」と指摘した。
一方、感染しても8割は軽症で回復し、自覚症状がないケースもあることから「新型インフル流行時のような風評被害を起こさず、せきの症状のある人を見かけたら、マスクを渡して着用してもらうなど冷静に対処してほしい」と呼びかけた。