新型コロナウイルスの感染が広がる中、千葉市や金沢市で中学校の教諭や生徒の感染が明らかになった。いずれの中学校も臨時休校を余儀なくされ、教育委員会は対応に追われている。
「子どもが不安」「病院を受診した方がいいのか」
千葉市教委には22日、感染拡大を懸念する保護者から問い合わせが相次いだ。市教委は、感染が確認された教諭の勤務する市立中学の消毒を実施する予定だ。中学は26日まで休校、部活動は当面中止にするとともに、生徒や保護者には不要不急の外出を控えるようメールで呼び掛けた。教諭に担任のクラスはなく、2年生の国語の授業を受け持っていた。この教諭との濃厚接触となる生徒や教職員の人数について、市保健所が調査している。
市教委は今後、経緯について保護者にメールで説明し、資料を郵送する。市立学校の全教職員についても過去の発熱状況を調査するといい、担当者は「高校受験を控える3年生に対しては、不安にならないように入試の情報を伝えていく」と話した。
この日記者会見した熊谷俊人市長は「疑心暗鬼になったり、児童生徒が不安になったりすることは避けたい。踏み込んだ情報公開はしていく」と話した。
生徒に感染者が確認された金沢市の市立中学校も3月5日までの休校を決めた。学校は2月23日にも保護者に説明する。他に症状がある生徒や教職員は今のところいないという。【加藤昌平、阿部弘賢】