近畿大、卒業式と入学式を中止 新型コロナ感染拡大

近畿大は25日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、3月の卒業式と4月の入学式を中止すると発表した。入学式は、音楽プロデューサーのつんく♂氏が演出して約1万5000人が参加する見込みで、十分な感染症対策ができないと判断した。付属学校や併設校の九州短期大(福岡県飯塚市)や7府県にある小中高などでも、卒業式(一部は既に実施)と入学式を全て中止する。
近大によると、卒業式は東大阪や奈良、和歌山など6キャンパスで、3月12~21日にそれぞれ予定していた。本部のある東大阪キャンパスでは例年約7000人が出席している。近畿4キャンパスの入学式は4月4日、東大阪キャンパスで合同開催の予定だった。
近大医学部の専門家から、実施する場合には、参加者同士の手が触れない十分な広さの確保▽換気を徹底し、短時間で終了▽全員が手を消毒する――などの提言を受けた。しかし、感染者が国内で相次ぎ、マスクや消毒液の入手が困難な状況を踏まえ、3月のオープンキャンパスも含めて中止を決めた。
近大は「参加者が多いイベントで、影響を最小限にするために早めに判断した」と説明している。学長の式辞や来賓の祝辞などはインターネットでの配信を予定している。【渡辺諒】