東京都目黒区の船戸結愛ちゃん虐待死事件で、裁判員と補充裁判員のうち男女4人が、母親の優里被告(27)の判決後に記者会見に応じ、「いたたまれなかった」「できるだけ感情的にならないようにした」と難しい審理の感想を語った。
補充裁判員を務めた40代の男性会社員は「同い年の自分の子供と重ね、苦しさを思うといたたまれなかった」。裁判員の70代男性は「被害者のつらさが想像され、できるだけ感情的にならないようにした」と振り返った。
50代の女性裁判員は法廷で取り乱す優里被告を見て、「率直につらいだろう。全てを背負い、刑では補えない母親の思いを感じた」と述懐。結愛ちゃんが「おねがいゆるして」などと書き残した文章については「痛々しかった」と述べた。
判決では、結愛ちゃんが残した文章は、優里被告が父親の雄大被告(34)による虐待回避のため一緒に書いた可能性に言及した。50代の男性裁判員は「文章は衝撃的だったが、証拠として調べると印象がかなり変わった」と話す。男性は判決中の優里被告の様子をじっと見守ることでどれほど重く受け止めたか分かると思ったが、「あまり変わらなかった」と話した。