感染9人確認、947人 クルーズ船の英国男性死亡、死者11人 新型コロナ

国内では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに9人確認され、感染者数はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含め計947人になった。また、28日にはクルーズ船に乗船していた英国籍の男性が死亡。乗船者のうち外国籍の人が死亡したのは初めて。国内の死者は5人、クルーズ船の死者は6人で計11人となった。
各自治体などによると、新たな感染者は北海道4人、宮城県1人、東京都1人、新潟県1人、愛知県1人、高知県1人。宮城、新潟、高知の3県での感染確認は初めて。
北海道と札幌市は29日、感染者が4人確認されたと発表した。道内での感染者は70人となった。新たな感染者は苫小牧市の90代女性と札幌市の20代、30代、60代女性。いずれも症状は重くないという。
また、院内感染とみられるケースも相次いでいる。道などは既に感染が確認された男性3人が釧路市の釧路労災病院の入院患者だったと明らかにした。院内感染の可能性もあるとみて調査している。1月中旬から入院していた70代男性の感染が2月25日に判明し、接触者らを検査。病院に入院していた40代男性と別の70代男性の感染が28日に確認された。
東京都では29日、20代の女性看護師の感染が確認された。勤務先の病院では感染が確認されて、26日に死亡した80代男性の看護などを担当していたことから、院内感染の可能性があるとみている。
一方、仙台市の感染者は70代男性で、クルーズ船に乗船していて陰性が確認され、20日に下船した乗客の1人だった。
新潟市では帰省中だった東京都の無職の60代男性の感染が確認された。
名古屋市は29日、70代女性の感染を発表した。今のところ、既に感染が確認されている人との接触は確認されていないという。女性は23日から発熱やせき、嘔吐(おうと)のため市内の病院に入院した。【内田幸一、岸川弘明、藤田花】