熊本県天草市立御所浦白亜紀資料館と福井県立恐竜博物館は、天草市・御所浦島の白亜紀前期(約1億年前)の地層から大型草食恐竜の
肋骨
( ろっこつ ) 化石が見つかったと発表した。推定される全長は約15メートルで、九州で発見された恐竜では最大、国内でも最大級という。
両館によると、化石(長さ42センチ、幅18センチ、厚さ9センチ)は1999年、御所浦層群・
烏帽子
( えぼし ) 層で見つかった。両館の調査研究で、大型の草食恐竜である竜脚類の右肋骨の一部と判明した。復元した肋骨の長さは1・4メートルだった。
竜脚類は長い首と尾が特徴で、四足歩行をしていたとみられる。九州では、北九州市(約1億3000万年前)、天草市・下島と鹿児島県薩摩川内市(約8000万年前)で化石が見つかっており、今回の肋骨化石は二つの時代の間をつなぐものとなる。
同資料館の広瀬浩司学芸員は「御所浦島で竜脚類が見つかったのは初めて。調べていない化石も多く、さらなる発見が期待できる」としている。同資料館では5月10日まで、実物化石と復元肋骨を展示する。