卓球スクールで感染拡大か 新潟で確認の5人とも会員、懇親会も

新型コロナウイルスの感染拡大で、新潟県内で判明した5人の感染者が、いずれも新潟市中央区の卓球スクールの会員だったことがわかった。新潟市と新潟県は、このスクールで感染が広がった可能性があるとして、濃厚接触者をPCR検査(遺伝子検査)して調べている。
この卓球スクールは、ヴァーテックス(新潟市江南区)が運営するカルチャースクール「エンジョイライフクラブ女池インター校」内にある。同社によると、会員は120~130人程度おり、県内で感染が判明した、東京都内から新潟市秋葉区に帰省中の無職の60代男性▽加茂市在住の三条郵便局員の40代男性▽新潟市東区の無職の60代女性▽同区の無職の50代女性▽同市中央区の自営業の40代男性――の5人が含まれていた。
同社によると、スクール内で5人が一堂に会したことはなかったという。一方、スクールの練習場所は二つに仕切られ、十数台の卓球台があり、インストラクターから複数の会員が同時に卓球のレッスンを受けていた。
2月24日には、スクールのインストラクターや従業員、会員ら約20人が懇親会を開いていた。1例目の感染者の60代男性や、他の感染者も参加していたという。1例目の男性は25日夕に症状が出ており、その前日だった。
同社は、5人が別々の日に濃厚接触し、感染が広がった可能性があるとみている。
同社は新潟市からの連絡を受け、1例目の60代男性が会員にいることを把握。1例目の男性と同じ時間のレッスンに参加した人や、懇親会に出席した人を濃厚接触者としてリストアップし、市に提供した。懇親会には約20人が出席し、レッスンには31人が同席した。
同社は2日から、この卓球スクールと、同じく運営する同市中央区の入浴施設を休止した。入浴施設は、5人の感染者のうち東区の50、60代女性が利用していた。
感染者の利用や休止は店頭の張り紙やホームページなどで告知したほか、会員向けのアプリでも知らせたという。同社の山田美和総務部長は「全国的に広がっており、いつ新潟で出てもおかしくないと思っていたが、実際に感染者が出たことは非常に残念」と話した。【北村秀徳、酒造唯】