「船から飛び降りたい」「死にたい」「眠れない」…クルーズ船乗客ら、医療チームに訴え

日本精神科病院協会は4日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」などで長期間隔離された人たちの心のケアに当たった災害派遣精神医療チーム(DPAT)の活動状況を公表した。
この1か月間の活動中、乗客らが「死にたい」と漏らすなど、緊急性が高いと判断したケースは91件に上ったといい、過酷な隔離生活の一端が浮かび上がった。
今回、同協会は厚生労働省の依頼を受けてDPAT事務局を担当。2月2日~3月3日、全国の精神科医らのべ約550人が、クルーズ船のほか、政府チャーター機で帰国した人たちの滞在施設で活動した。
同協会によると、一連の活動中に寄せられた相談はのべ385件。「死にたい」「船から飛び降りたい」といった深刻な訴えは91件に上ったほか、長期間の個室隔離に伴う不安や不眠の声も101件あったという。
一方、クルーズ船に派遣されたDPATメンバーを巡っては、男性医師1人のウイルス感染が確認されている。このため厚労省は「希望者全員に検査を行う」としている。