埼玉県伊奈町で2017年12月、低栄養状態の長女(当時4歳)を放置し、死亡させたとして両親が逮捕された事件で、両親の携帯電話に、脚を痛めて動けない状態の長女の動画が残っていたことが捜査関係者への取材で分かった。撮影は死亡の2日前で、県警はこの時点で病院に連れて行けば長女が助かったとみている。
保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されたのは父岩井悠樹(30)と母真純(28)の両容疑者。長女の
心
( こころ ) ちゃんは17年12月21日に低体温症で死亡した。捜査関係者によると、動画は自宅で撮影され、心ちゃんの意識はあったが、腰が曲がり、床に座り込むような姿が映っていた。
両容疑者は逮捕前、県警の任意の事情聴取に「お漏らしで股を拭くのを嫌がり、無理やり脚を開いた」との趣旨の話をしており、司法解剖の結果、脚の付け根の筋肉は断裂していた。虐待がばれると思い、自宅で死亡するまで病院に連れて行かなかったという。