台風15号による千葉県内の大規模停電は17日も続き、28市町の計約6万4700戸(午前10時時点)に上った。
東京電力パワーグリッドによると、停電戸数が多いのは、山武市7700戸▽南房総市7100戸▽八街市6300戸▽市原市6200戸▽富津市6100戸――など。千葉市若葉区など一部の地域は、見通しより復旧が遅れている。東電は1万6000人態勢で作業を進め、27日までの停電解消を見込んでいる。
八街市では17日、被災で休校が続いていた公立小中学校全13校が一斉に授業を再開した。市によると、電力が未復旧の3校には東電の電源車を設置した。【稲垣衆史】