新型コロナウイルスの感染拡大を防止する水際対策として中国、韓国からの入国制限が9日午前0時から始まった。中韓からの航空便を受け入れる関西国際空港の検疫所では、到着客に自宅かホテルなどの宿泊施設での待機要請を行った。
入国制限は、中韓からの航空便の到着を成田空港と関空に限定。入国者には自宅か宿泊施設に14日間待機し、鉄道やバスなどの公共交通機関を利用しないよう要請する。
関西空港検疫所では前日8日まで職員が情報収集や準備に追われた。
9日午前8時25分ごろにはソウルからチェジュ航空の旅客便が関空に到着したが、乗客は3人。検疫官は、健康状態を記したカードを回収するなどこれまでの措置に加え、待機要請を乗客に伝えた。
乗客のうち、友人と2人で韓国を観光で訪れて帰国した大学2年の女性(19)=堺市=は、ソウルで8日夜の出発便に乗り遅れたという。「どのような入国制限がかかるのか不安になった。いろいろ(代替便を)調べた」
同行した大学2年の女性(20)=大阪府枚方市=は「これから家族の車で帰る。自宅で過ごす間、サークルの集まりやバイトに行けず、他人に迷惑をかけてしまうのがつらい」と話した。
一方、4月から大阪市内の調理師専門学校に入学予定で韓国に一時帰国していたという韓国人の男性(27)=大阪市西区=も「8日夕の便を乗り過ごし、日本に再入国できないのではとショックだった。空港に到着して初めて、電車を使えないと知り、迎えの車を呼んだ。1人暮らしの自宅だが、ゆっくりしたい」と語った。