東日本大震災、11日で9年 なお4万7737人避難 関連死3739人

関連死を含め死者・行方不明者が2万2167人と戦後最悪の自然災害となった東日本大震災から11日で9年となる。岩手、宮城、福島の東北3県を中心に襲った津波や東京電力福島第1原発事故で、今も全国で4万7737人が避難生活を余儀なくされている。
1日現在の警察庁のまとめでは、死者1万5899人、行方不明者2529人。復興庁によると、避難中の体調悪化などが原因の震災関連死は2019年9月30日現在、1都9県で3739人に上る。
震災直後は推定47万人いた避難者は、2月10日現在で4万7737人となった。復興のインフラ整備が進み、仮設住宅にいた入居者は最大約31万6000人から約6000人に減少した。一方で高台などに造成した宅地は約1万8000戸、自宅を失った被災者が入居する災害公営住宅(復興住宅)は約3万戸がそれぞれ完成し、住宅再建は進んでいる。だが原発事故の影響で、福島県から県外に避難している人は3万914人に上る。
政府は20年度を「復興・創生期間」の最終年度と位置づけインフラ整備の完了を目指すが、被災地では、復興住宅の孤独死や被災者の心のケア、住民の帰還や原発の廃炉など課題は山積している。【安藤いく子】