生放送で「激しく口論」 古市憲寿氏と伊藤隼也氏、「とくダネ!」で対立

新型コロナウイルス問題を扱った情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)で、社会学者の古市憲寿氏と医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が、激しい口調で言い争う場面があった。
視聴者からはツイッターで、「口論やばすぎ」といった感想が寄せられている。
「インフルエンザワクチン」の話を持ち出し…
2020年3月12日朝放送の「とくダネ!」は、WHOによる「パンデミック(世界的な大流行)に相当する」宣言を受け、東京五輪・パラリンピック開催の是非などの問題を取り上げた。開催問題について伊藤氏は、グローバルな影響や「日本人が何を共有するか」を考える必要があり、そのためには「現実のリアルなデータが出てこないといけない」として、「無理だったら撤退するのも世界のためになると思っている」と述べた。
ここで、番組の「スペシャルキャスター」でもある古市氏が、
と「インフルエンザワクチン」の話を持ち出し、以降、次のような反論と再反論のやりとりが続いた。
と、ここまで、新型コロナではなく「インフルエンザワクチン」に関するやりとりが繰り広げられた。この間、互いに相手の発言が終わるのを待つことなく、発言後半から反論・質問を始めるという、緊迫感のある展開となっていた。
伊藤利尋アナが「ちょっといいですかね」と中断
ここで伊藤氏は話題を転じ、
伊藤氏「いや、僕は治療現場から話を聞いてるんで、古市さんみたいに何のデータもないところで『安全だ』と言うことの方が問題だと思います」
この後の番組内では、古市・伊藤両氏による直接バトルは再開されなかった。
PCR検査と「安全だ」をめぐる両者の指摘はかみ合わないところもあり詳細不明だが、古市氏が指摘した「インフルエンザワクチン」をめぐる伊藤氏の過去ツイートに関しては、「インフルエンザワクチン効果無し!」(2019年1月18日)
などのツイートがあることを、複数のツイッターユーザーが番組後に指摘している。J-CASTニュース編集部が検索したところ、12日午後時点で同様のツイートが確認できた。19年1月18日ツイ―トについては、「予防接種しまくった」にもかかわらず、小学校の学級・学年閉鎖や病院の病棟閉鎖が起きているというツイッターユーザーのツイートに反応して投稿されていた。
口論の「決着」見たかった人も
放送後、伊藤氏は自身のツイッター(公式マ―クはなし。2010年4月から利用)で
として、「健康な成人に対するインフルエンザ予防のためのワクチン」というタイトルの資料へのリンクを張った。
資料を見てみると、「Cochrane(コクラン)」サイトに掲載された「和訳レビュー」だった。コクランは医療論文の「システマティック・レビュー」を行っており、自身のサイトについて、「医師、看護師、患者、介護者、研究者、資金提供者に関係なく、コクランが提供するエビデンスはあなたの医療知識と意思決定をより良いものにする強力なツールとなります」などと説明している。
伊藤氏が示した「健康な成人に~」は、2018年12月公表の「Demicheli V」らが著者のレビューの和訳(このエビデンスは16年12月31日現在のもの、との注記あり)で、「要点」部分には、
と書いている。
一方の古市氏のツイッターは12日夕現在、伊藤氏に対する反応らしきものは見当たらない。
といった指摘が出ていた。中には、2人の「対決」の決着を見たかったのか、途中で割って入った伊藤利尋アナに対し、「愚行」「イケてなかった」と不満をもらす人もいた。